当山ご本尊千手観音さまには、二十八部衆といわれる眷属がおられます。
眷属とは観音さまをお守りする役割の仏様です。
名前の通り本堂内に右に十四体、左に十四体安置されております。
この度、損傷の激しい尊像から順に修復することに致しました。
二十八体あるので、全ての修復が終わるまでにはかなりの期間がかかる事になると思います。
しかし、これもまた住職の使命と受け止めて精進していきたいと思います。
尊像の背中に墨書きがあり、戦国時代の天文二十三年に一度修復されているそうです。
約460年ぶりに修復となるので、私にとりましてもやりがいのある修行と受け止めて取り組みたいと思います。